酵素はどんな働きをする?良く酵素が働く条件について

酵素はどんな働きをする?良く酵素が働く条件について

私たちの体の中には、食べ物を分解する消化酵素やカロリーを燃やす消化酵素があります。

それぞれ役割が違いますし、よく働く温度や酸性度などの条件も違うんですね。

そこで、酵素にはどんな働きがあるのか、どんな条件でよく働くのかを紹介したいと思います。

人間が生きていくのに必要な酵素の働きとは?

酵素といえば1番有名なのが、食べ物を分解する消化酵素ですよね。

唾液から胃腸まで、様々な種類の酵素がリレーのように食べ物を分解してくれるんです。

また食べ物から得たカロリーは、細胞の中にある代謝酵素がメラメラ代謝させるんですよ。

消化酵素と代謝酵素、それぞれの働きについて詳しく説明しますね。

酵素の働きが順調ならカロリー消費もスムーズ

消化酵素の代表格といえば、ご飯などのでんぷん質を分解する酵素ですね。

アミラーゼやマルターゼ、スクラーゼが糖質をどんどん細かく砕き、最後は燃えやすいブドウ糖に変えてくれるんです。

ブドウ糖はエネルギーとしてすぐ使えるので、体に吸収されると元気が行き渡りますよ。

ほかにも、肉や魚などたんぱく質を分解するプロテアーゼ、油を分解するリパーゼもあります。

プロテアーゼはたんぱく質を分解して、筋肉のもとになるアミノ酸に変えてくれます。

しかもアミノ酸を代謝する時にエネルギー、つまりカロリーがよく燃えるメリットもあります。

酵素がしっかり働くと、カロリーの代謝にも良い事があるんですね。

カロリーを燃やす代謝酵素がダイエットの鍵

少し話を戻すと、酵素で分解されて生まれたブドウ糖は血液に乗って全身の細胞に届けられます。

その細胞にあるエネルギー工場をミトコンドリアといい、ブドウ糖をエネルギーに変えているんですね。

どうしてブドウ糖からエネルギーが作れるのかと言うと、そこで酵素が働くからなんです。

そのエネルギー、つまりカロリーを燃やす酵素を一般的に代謝酵素と言います。

代謝酵素が順調だと、黙っていても基礎代謝が高く痩せやすい体が維持できますよ。

酵素がよく働くベストな条件とは?

酵素がよく働くベストな条件とは?

体内の酵素がよく働くとエネルギーがみなぎり、カロリーも順調に消費されるんですね。

ただ、酵素は生き物なので気温や酸性度、栄養状態でそのパワーが左右されます。

一体どんな条件なら酵素が元気に働くのか、ベストな条件もチェックしましょう。

消化酵素がよく働く温度は人間の体温

まず、消化酵素は人間の体温くらいの温度で最も元気に活動します。

36度から37度くらいを好む酵素が圧倒的に多いんですね。

なので、酵素を含む食品や食材を加熱すると、酵素が死んでしまう場合も少なくありません。

発酵食品はそのまま食べて、野菜や果物は生食のほうが酵素を得やすいんですね。

酵素をカプセルに入れたサプリメントもありますが、加熱していない生酵素サプリのほうが良いんです。

消化酵素は高熱に弱い、と覚えておきましょう。

酸性度でも消化酵素の働きは変わってくる

温度意外にも、酸性度でも消化酵素の働きは変わってきます。

でんぷんを分解するアミラーゼの最適phは5.5程度、弱酸性です。

脂肪の分解するリパーゼもph5〜9とほぼ中性の範囲でよく働きます。

たんぱく質を分解するプロテアーゼの場合、プロテアーゼの種類によって好む酸性度が変わります。

中でも麹菌に含まれるプロテアーゼは、酢と同じレベルの酸性度、ph3でも働く事に注目ですね。

胃液の中でも生き延びて働くので、麹菌のサプリや発酵食品に含まれる酵素はパワフルと言えるんです。

参考:布川弥太郎ほか(1961年)米麹のプロテアーゼに関する研究(第5報),日本醸造協會雑誌56巻9号

代謝酵素が働くには補酵素が必要

カロリー消費を行う代謝酵素が働く条件は、栄養状態に左右されます。

代謝酵素が働くためには、補酵素という栄養素が必要になるんですね。

その補酵素とは、意外にもビタミンCやビタミンB群だったりするんです。

野菜嫌いだったりジャンクフードばかり食べていると、代謝酵素の働きが鈍くなるという事ですね。

積極的にビタミンを補って、代謝酵素がスムーズに働くよう条件を整えてあげましょう。

酵素の働きとよく働く条件まとめ

酵素とひとくちに言っても働きは個性的で、よく働く条件も酵素ごとに違うんですね。

大事な酵素を死なせないように温度には気を使う、カロリー消費を落とさないためにビタミンをしっかり取る事が大切です。

仕組みが理解できたら、ぜひ酵素が働きやすい環境を整えてあげて下さいね。